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討ち入り

うちいり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
storming (e.g. an enemy's castle)
文例 · 用例
六段目までの稽古が済んで、もう討ち入りまでは用がないと、あとへ引きさがって煙草をすっていると、うしろから自分の腰を強く蹴って通るものがあった。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
『呉越春秋』か『越絶書』に、伍子胥越軍を率いて、その生国なる楚に討ち入り、楚王の宮殿を掠めた時、旧君たりし楚王の妃妾を強辱して、多年の鬱憤を晴らしたとあった。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
そばを喰ってしまって、茶を飲んで、それから例のむかし話に移ったが、かの大高源吾の笹売りから縁を引いて、頃は元禄十五年極月の十四日、即ち江戸の煤掃きの翌晩に、大石の一党が本所松坂町の吉良の屋敷へ討ち入りの話になった。
吉良の脇指 半七捕物帳 青空文庫
「大磯の虎が涙雨」と言つて、曾我討ち入りの夜に降る雨を言ふと伝へた雨も、唯虎御前に責任を負はせたゞけの昔語りで、さういふことを言ひ出した原因は、農村における皐月の意味の深さ、説いても説きゝれぬ五月の心理を、あゝ言ふ形に説いて見たばかりである。
折口信夫 芸能民習 青空文庫
さうして伊右衛門の討たれも雪、大詰が雪の高屋敷討ち入りと言ふことになるのであつた。
折口信夫 夏芝居 青空文庫
「しからば明夜お討ちなされ」 それから熊太郎は冬次郎によって、計画されている明夜の討ち入り――否、潜入について物語った。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
そればかりでなく本陣備前屋に、火災が起こり討ち入りがあったら、十町とは距離のへだたっていない、ここらあたりも騒動しよう。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
自分を討ち漏らした代官松の徒が、あくまで自分を討って取ろうとして、自分の屋敷へ討ち入りはしまいか?
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
作例 · 標準
例句