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跡目

あとめ
名詞
1
標準
headship of a family
文例 · 用例
その跡目は卿の弟が継いだそうである。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
綾姫が鶴原家に嫁づいたあとで、血統が絶えそうになったが綾姫の隠し子があったのを探し出して表向きを都合よくして、やっと跡目を立てたような始末であった。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
そうすると鶴原の未亡人は、そのあとへ、自分の甥とかに当る若い男を連れて来て跡目にしようとしたが、鶴原の親類はみんなこの仕打ちを憤ってしまって、お上に願って華族の名前を除くといって騒いでいる。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
自分のだったらボンクラでも跡目を動かすわけにはゆかない」 結局、復一は鼎造の申出通り、金魚の飼養法を学ぶため上の専門学校へ行くことになり学資の補助も受けることになった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
徒らに泣き崩折れ居る場合にはあらず、如何にかして亡夫の遺子を育て上げ、夫の跡目も見苦しからぬやうになさでは叶はず、と女ながらも店肆をも閉ぢずして、出來ぬまでもと甲斐々々しく働くが如きは、意の料簡より張る氣の生じたのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
そこで秋山長右衛門、近藤六郎兵衛など云う又左衛門の朋輩が相談して、お岩に婿養子をして又左衛門の跡目を相続させようとしたが、なにしろお岩が右の姿であるから養子になろうと云う者がない。
田中貢太郎 四谷怪談 青空文庫
伊右衛門は手先が器用で大工が出来るので、それを云い立てにして御先手組頭|三宅弥次兵衛を経て跡目相続を望み出、その年の八月十四日に婚礼することになり、同心の株代としてお岩の家へ納める家代金十五両を持って又市に伴れられ、その日の夕方にお岩の家へ移って来た。
田中貢太郎 四谷怪談 青空文庫
御先手支配の浅野左兵衛は長右衛門を呼んで、田宮の後をとり立てるように命じたので、長右衛門は総領の庄兵衛を跡目にした。
田中貢太郎 四谷怪談 青空文庫
作例 · 標準
長年、父の右腕として会社を支えてきたが、そろそろ跡目を譲る時期だと感じている。
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「長年の修業の末、ようやく家元の跡目を正式に認められた」と彼は静かに語った。
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莫大な遺産と家督の跡目を巡り、兄弟の間で激しい対立が生じた。
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江戸時代には、武家社会において跡目の決定が家の一大事であった。
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