宝珠
ほうじゅ異読 ほうしゅ
名詞
標準
precious orb
文例 · 用例
武蔵野に見るような黒土を踏んで、うら若いひのきの植林が、一と塊まりに寄り添っている、私たちの足許には釣鐘草、萩、擬宝珠、木楡が咲く。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
勝軍地蔵は日本製の地蔵で、身に甲冑を着け、軍馬に跨って、そして錫杖と宝珠とを持ち、後光輪を戴いているものである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
眼を挙げて日本橋を見ると晴れた初夏の中空に浮いて悠揚と弓なりに架かり、擬宝珠と擬宝珠との欄干の上に忙しく往来する人馬の姿はどれ一つとして生活に自信を持ち、確とした目的に向って勇ましく闘いつつある姿でないものは無い。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
青い色の空の背景に浮出されてそこに宝珠のような形の新山が出来ていた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
少しおくれて、童男と童女と、ならびに、目一つの怪しきが、唐輪と切禿にて、前なるは錦の袋に鏡を捧げ、後なるは階を馳せ下り、巫女の手より梭を取り受け、やがて、欄干擬宝珠の左右に控う。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
お兼は立去りあえず頭を垂れたが、つと擬宝珠のついた、一抱に余る古びた橋の欄干に目をつけて、嫣然として、振返って、「ちょいと滝さん、見せるものがある。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「これは貝の火という宝珠でございます。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
「十力の大宝珠はある時黒い厩肥のしめりの中に埋もれます。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
作例 · 標準
龍の爪がしっかりと掴んでいるのは、どんな願いも叶えるという伝説の宝珠だ。
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五重塔の最上部には、黄金に輝く宝珠が鎮座しており、遠くからでも目を引く。
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その美しい真珠は、まるで海から授かった宝珠のような輝きを放っていた。
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標準
Cintamani stone
作例 · 標準
地蔵菩薩の左手には、衆生の苦しみを取り除く力を持つとされる宝珠が乗せられている。
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仏教の経典によれば、宝珠は天界の宝物であり、無限の価値を持つという。
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この宝珠の霊験にあやかろうと、全国から多くの参拝客がこの寺を訪れる。
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標準
hōju
作例 · 標準
橋の欄干についている擬宝珠は、ネギの花の形に似ていることからその名がついた。
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神社の屋根にある宝珠の飾りは、聖域を悪しきものから守るためのものだと言い伝えられている。
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伝統的な建築物の装飾として使われる宝珠には、職人の繊細な技術が凝縮されている。
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