機械論
きかいろん
名詞
標準
mechanism
文例 · 用例
ニュートンの光学が波動説の普及を妨げたとか、ラプラスの権威が熱の機械論の発達に邪魔になったとかという事はよく耳にする事である。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
所謂唯心論と唯物論、観念論と経験論、目的論と機械論等の如き、人間思考の二大対立がよるところは、結局して皆|此処に基準している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
光りと物質との区分の機械論者の多いアカデミーな画家達にとつては、油絵具といふ一物質に就いて『思索』したことなどは恐らくあるまい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
私などは人間の中では相当ラジカルな機械論者であるが、それでも、時によると、人間は死ぬ刹那に意識が、それと同時に生まれる他の生物の頭の中へ飛びうつるのではなかろうか、という考えを抱く。
— 平林初之輔 『雑文一束』 青空文庫
技術の概念が、云わば動詞の名詞化のように実念論に陥るのを嫌って、もっと具象的な定形物と見たい処から、之を物に即して規定しようとしたのが、多少機械論的な唯物論(ブハーリンの如き)による技術の定義、「労働手段の社会的体系」である。
— 戸坂潤 『技術と科学との概念』 青空文庫
カントの体系に於ける所謂「嬌羞みやの唯物論」の不徹底さや、非弁証的な形而上学や機械論の欠陥をば弁護することは出来ない。
— 戸坂潤 『クリティシズムと認識論との関係』 青空文庫
その中間にマッハ主義や機械論やの批判が這入る。
— ――特に自然科学者に就て―― 『日本の頭脳調べ』 青空文庫
このことは、やがて、リアクションとして、一部に極端な文化文学上の経済主義をおこすことになり、政治と文学との関係は、一九二〇年代の初期、プロレタリア文学運動の発芽時代に一部の実践家(平沢計七そのほか)によって云われたような、機械論にまで逆行して行った。
— ――いかに生きるかの問題―― 『人間性・政治・文学(1)』 青空文庫
作例 · 標準
デカルトは、動物の体を精巧な自動機械とみなす機械論を提唱した。
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生命現象のすべてを物理法則だけで説明しようとする機械論には、当時から根強い反論があった。
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「彼の考え方はあまりに機械論的すぎて、心の機微を無視している気がするな」
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