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霜雪

そうせつ
名詞
1
標準
frost and snow
文例 · 用例
然し右衛門は不幸の霜雪に圧虐されたままに消朽ちてしまう草や菅では無かった。
幸田露伴 連環記 青空文庫
露國は政治上に立て世界に雄視すと雖もその版圖の彊大にして軍備の充實せる丈に、民人の幸福は饒ならず、貴族と小民との間に鐵柵の設けらるゝありて、自からに平等を苦叫する平民の聲を起し、壯烈なる剛腸屡ば破天荒の暴圖を企て、シベリアの霜雪をして自然の威嚴を失はしむ。
北村透谷 罪と罰(内田不知庵譯) 青空文庫
惜い事に、雨露、霜雪に曝され、蝕もあり、その額の裏に、彩色した一叢の野菊の絵がほのかに見えて、その一本の根に(きく)という仮名があります。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
硝子戸の外には、霜雪を凌いで福寿草の黄いろい花が咲いた。
森鴎外 サフラン 青空文庫
薫は、春咲く蘭に対して、秋蘭と呼んで見てもいいもので、かれが長い冬季の霜雪に耐えても蕾を用意するだけの力をもった北のものなら、これは激しい夏の暑さを凌いで花をつける南のものだ。
島崎藤村 秋草 青空文庫
さういふ中で、わたしの好きなは、春咲く蘭に對して、秋蘭と呼んで見てもいゝもので、かれが長い冬季の霜雪に耐へても蕾を用意するだけの力をもつた北のものなら、これは激しい夏の暑さを凌いで花をつける南のものだ。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
寒暑、乾湿、風雨、霜雪、日光の度を異にした遠い異郷の方から帰って来て、本当に自分の身体に成れたと思うまでには彼は一年の余も要った。
島崎藤村 新生 青空文庫
其後者の後半に、「経年二百凌霜雪、春色異他妖艶叢」と云つてある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
厳しい霜雪に耐えて咲く寒椿の姿は、見る者に強い生命力を感じさせる。
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山間部の村では、連日の霜雪によって交通網が遮断され、孤立状態が続いている。
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古い和歌には、旅先で霜雪に打たれる寂しさを詠んだ作品が数多く残されている。
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