尽忠
じんちゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
loyalty
文例 · 用例
その政治上の主義としては、彼の上書に、「全体我共は尽忠報国の志士、依而今般御召相応じ去二月中遥々上京|仕り、皇命尊戴、夷狄攘斥之御英断承知仕り度存ずる志にて、滞京|罷存候云々」(文久三年十月十五日上書) とある。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
「私共は昨年以来、尽忠報国の有志を御募相成り、即ち御召に応じ上京仕り、是迄滞在仕り候へども、市中見廻りの為に御募りに相成り候儀には御座なく候と存じ奉り候」(元治元年五月三日 上書の一節) とある。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
馬を殉葬した人間の思惑は大要ジョンソンと同じく、犬羊馬豕|斉しく人が飼った物で人に殺さるるは当然ながら、ややその功軽き羊豕等は毎度その用あるに臨んで、たやすく殺しすなわち忘らるるに反し、大事の場合に主君の命を全うすべき良馬は現世で優遇された報恩に、来世までも御供していよいよ尽忠すべしというのだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その間にカルタゴには、シーザーやナポレオンが、兵術の祖として、その兵術を学んだ、曠古の名将にして、しかも、大政治家、加うるに、尽忠報国、至誠そのものの如き、真人間のハンニバルが出て、国力を恢復しようとした。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
尽忠無二のお方で、文学の神とされてをります。
— 野口雨情 『未刊童謡』 青空文庫
その口吻にいわく、「貧は士の常、尽忠報国」またいわく、「その食を食む者はその事に死す」などと、たいそうらしく言い触らし、すはといわば今にも討死せん勢いにて、ひととおりの者はこれに欺かるべき有様なれども、竊に一方より窺えば、はたして例の偽君子なり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
その一、二を挙ぐれば、「貧は士の常、尽忠報国」などとて、みだりに百姓の米を食い潰して得意の色をなし、今日に至りて事実に困る者は、舶来の小銃あるを知らずして刀剣を仕入れ、一時の利を得て、残品に後悔するがごとし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
岳鵬挙の幽せらるゝや、背に尽忠報国の大字を黥し、笑つて死を旦夕に待ち、項羽の烏江に戮せらるゝや、亭長に与ふるに愛馬を以てし、故人に授くるに首級を以てし、自若として自ら刎ね、王叔英の燕賊に襲はるゝや、沐浴して衣冠を正し南拝して絶命の辞を書し、泰然として自縊して死せり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は主君に対し、生涯尽忠を誓った。
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国家に尽忠する姿勢は、多くの国民から称賛された。
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尽忠の精神は、武士道において最も重要な徳目の一つとされた。
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