幻辞.com

秋口

あきぐち
名詞頻度ランク #38388 · 青空 83
1
標準
beginning of autumn
文例 · 用例
松崎は工科出の健康な青年で秋口から東北の鉱山へ勤める就職口も定まっていた。
岡本かの子 青空文庫
しかし、草は其のまゝです……近頃までに、四五|度、越して來た人がありましたけれども、何う云ふものか住着きませんから、別に手入れもしないので、貴女のおもの好のまゝに殘つて居ます、……秋口には、去年は、龍膽も咲きましたよ。
泉鏡太郎 淺茅生 青空文庫
秋口に入って、僕が寝起にも自由を欠く程の有様になってから、幸子さんは泊りがけで看病に来てくれたが、併しそれと同時に、最早や単に情慾なぞと云う生やさしいものではなく、もっと執拗な純然たる復讐の形の下に、たとえ破れかぶれであろうともこの目的を果さなければならないと決心するに至った。
渡辺温 勝敗 青空文庫
成程然ういふ母親は、此の秋口から慢性の腎臓病に罹ツて、がツくり弱込むで來た。
三島霜川 昔の女 青空文庫
その中に秋口になって、山々の木立に法師蝉がポツポツ啼き初める頃になると、深良屋敷の一知夫婦が揃いの晴れやかな姿で町へ出て、生れて初めての写真を撮った。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
復一は秋口だけに、「さあ、ことだ」とベッドの中で脅えながら、何度も起き上ろうとしたが、意識が朦朧として、身体もまるで痺れているようだった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
松崎は工科出の健康な青年で秋口から東北の鉱山へ勤める就職口も定まつてゐた。
岡本かの子 青空文庫
秋口だから、川風がひえるわ」 窓の外は加茂の川原で、その向うに宮川町の青楼の灯がまだ眠っていなかった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
作例 · 標準
食材の新鮮さが料理の質を決める。
調理技法は世代から世代へと伝えられる。
食文化は地域の歴史を物語る。
栄養バランスの取れた食事が健康を支える。