せめぎ合い
せめぎあい
名詞
標準
conflict
文例 · 用例
暗中に剣が二本組まれ、鍔と鍔とが競り合いせめぎ合い、交叉した刀の間を通し、互いに相手を睨んでいる。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
一声の初音こだます深雪不二 始末のつかぬ画面を抱えて私は、季節に追われ、疲れた心身がせめぎ合い、ただおのが力の不足をかこつばかり。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
そして、今では人びとの日々の生活を暗鬱にしている雰囲気の中で、あたかも正と負の二つの電流がショートするように、これらの魂どうしの奇妙なせめぎあいがあちこちで感じられた。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
激しい感情、たとえば憎悪と悲嘆といったようなものが、心の中でせめぎあい、どちらをも抑制することができない、というふうに半三郎には受取れた。
— 山本周五郎 『あだこ』 青空文庫
人間が集まってかたちづくる世界には、必ず善と悪とのせめぎあいがあり、善だけに統一することも、悪だけに占められることもない。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
作例 · 標準
権力闘争の激しいせめぎ合いは、組織の内部を疲弊させていく。
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