正念
しょうねん
名詞
標準
right mindfulness
文例 · 用例
「念々」とは一刻一刻の心を検めること、「即処に主となれ」とは自分の心の臨むすべての場所において、正念(正しきものの考え方)をうち建てよということであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
常に念々=心の検討を行い、即処に主となれ=その場、その場に正念の持ち主となって、疑念妄想を排除し、自由適確な心持ちで暮して行くことが大切だと思います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
修業に修業が積み、生命の流れが過不及なしに流れている人、すなわち正念を常に保ち得ている人は、何事をしても決して過不及なしに、物事の本当のところにはずれることなく、ちゃんと当て嵌って行く。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「正念寺様におまいりをして、それから木賃へ行くそうです。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
室香はお吉に逢いてより三日目、我子を委ぬる処を得て気も休まり、爰ぞ天の恵み、臨終|正念たがわず、安かなる大往生、南無阿弥陀仏は嬌喉に粋の果を送り三重、鳥部野一片の烟となって御法の風に舞い扇、極楽に歌舞の女菩薩一員増したる事疑いなしと様子知りたる和尚様随喜の涙を落されし。
— 幸田露伴 『風流仏』 青空文庫
金比羅さんの天狗さんの正念坊さんが雲の中で踊っとる。
— 菊池寛 『屋上の狂人』 青空文庫
ただ末段に至りまして、手術をされた人間が、肉腫への憎悪に夢中になり、自分の腕の切られたのも忘れ、その腕を出せというあたり――この作中での正念場――そこが余りに略筆され、些か明瞭を欠きましたが、併し是は私の頭がひどく其時疲れていたので意味が取れなかったのかもしれません。
— 国枝史郎 『二つの作品』 青空文庫
「三|業に悪を造らず、諸々の有情を傷めず、正念に空を観ずれば、無益の苦しみは免るべし」 というきわめて簡単な文句です。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
迷いが生じた時は、静かに呼吸を整えて正念に立ち返る必要がある。
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仏道修行において、心を一つの対象に集中させる正念は極めて重要だ。
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日々の雑事に追われても、正念を失わずに生きるのは難しい。
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標準
true faith (in rebirth in the promised land)
作例 · 標準
彼は阿弥陀仏の救いを信じ、正念を保ちながら穏やかな最期を迎えた。
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念仏を唱える間も、心に正念を抱き続けることが肝要である。
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浄土教において、臨終の際に正念を乱さないことは極めて重んじられる。
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