幻辞.com

書見

しょけん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
reading
文例 · 用例
自分はまだ一度も行った事がないが病後の事であるからと思うて座敷で書見をしている父上に行ってもよう御座いましょかと聞くと行くはよいが傘をさして行けとの事であったから、帽をかぶってわるい方の蝙蝠傘を持って裏門へまで行くと、要太郎はもう網をこしらえて待っていた。
寺田寅彦 鴫つき 青空文庫
三児は遊びに飽きると時々自分の書見の室に襲うてくる。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
さて十一月|某日、自分は朝から書斎にこもって書見をしていた、とあらためて書き出す。
国木田独歩 小春 青空文庫
何心なく向こうを見ると大沢の頑固老人、僕の近づくのも知らないで、松の根に腰打ちかけてしきりと書見をしていた。
国木田独歩 初恋 青空文庫
きちんと整頓した広い部屋の一隅に小さな机があって、ホヤの綺麗に掃除された置ラムプの光の下で、園ははたして落ち着いて書見していた。
有島武郎 星座 青空文庫
といって彼の書見に反対を称える理由はさらにないのだ。
有島武郎 星座 青空文庫
心に叶って逗留もしようなら、用いて書見をなさいまし、と夜食の時に言ってくれた。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
盲縞の腹掛け、股引きに汚れたる白小倉の背広を着て、ゴムの解れたる深靴を穿き、鍔広なる麦稈帽子を阿弥陀に被りて、踏ん跨ぎたる膝の間に、茶褐色なる渦毛の犬の太くたくましきを容れて、その頭を撫でつつ、専念に書見したりしが、このとき鈴の音を聞くと斉しく身を起こして、ひらりと御者台に乗り移れり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
作例 · 標準
彼は休日の午後を、書斎でのんびり書見に費やすのが好きだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
図書館の静かな空間は、書見に最適な場所だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
私は書見を日課としており、毎晩寝る前に数ページ読むことにしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash