哀叫
あいきょう
名詞動詞-サ変
標準
crying loudly with sadness
文例 · 用例
「おお」「おお」技術員たちは、甲板に腹匍いになり、半狂乱になって、哀叫している。
— 寺島柾史 『怪奇人造島』 青空文庫
――十手を斜に握りとったあいきょう者を先頭にして、なぞのかぎを追う主従ふたりは、その場から点々と残されている粂五郎の足跡を拾いはじめました。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
通れねえじゃねえかッ」 いっしょに見たような顔が、にょっきりと現われましたので、よくよく見定めると、聞いたも道理、見たようなのも道理、声の主、姿の主はだれならぬ、われらのあいきょう男伝六でした。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、面を向けるには向けても、いっこう気がなさそうに、ゆうぜんとあごの先をなでさすったままでしたから、あいきょう者がたちまちガンガンとやりだしたのは当然でした。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
はね返りながら駆けもどってくると、あいきょう者がわがてがらのごとく遠くから言い叫びました。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
こちらへお掛けなさいまし」 あいきょうがまたばかによい。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
親の口からは言い憎いことでござりまするが、一にあいきょう、二にあいきょう、若い娘のあいきょうほど客を引くにいい元手はござりませぬ。
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
女は年のころ十八、九、あいきょうたっぷり、こいつもにらんだ眼に狂いはねえつもりだが、違うか、どうだ」「…………!
— 左刺しの匕首 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
突然の悲報に接し、彼女は人目も憚らずその場に泣き崩れて哀叫した。
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仲間を失った手負いの獣が、夜の森で物悲しく哀叫を上げている。
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震災直後の被災地には、行方不明の肉親を捜す人々の切実な哀叫がこだましていた。
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劇のクライマックスで、愛する者を処刑された王女の哀叫が劇場全体を震撼させた。
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