楼閣
ろうかく
名詞頻度ランク #36374 · 青空 187 例
標準
multistoried building
文例 · 用例
まして大宮浅間の噴泉の美は、何とであろう、磨きあげた大理石の楼閣台※も、その庭苑に噴泉がなかったら、頓に寂寞を感ずるであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
果敢なき楼閣を空中に描く時、うるさしや我が名の呼声、袖、何せよ彼せよの言付に消されて、思ひこゝに絶ゆれば、恨をあたりに寄せもやしたる。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
過去百年の間に築き上げられたこの大規模の基礎を離れて空中に楼閣を築く事は到底不可能なことである。
— 寺田寅彦 『物理学圏外の物理的現象』 青空文庫
もしこれが可能とすれば、洋上に浮き観測所の設置ということもあながち学究の描き出した空中楼閣だとばかりは言われないであろう。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
折角設計して来た自分らしい楼閣を不逞の風が浚い取った感じが深い芸術なるものを通して何かあるとは感づかせられた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
故郷を捨て、南京に出て来た事さえ精一ぱいであった自分が、さらに万里を踏破して独逸国に留学するにはどうしたらよいか、まるで雲上の楼閣を望見するが如き思いであった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
是に於て才子は才を馳せ、妄人は妄を恣にして、空中に楼閣を築き、夢裏に悲喜を画き、意設筆綴して、烏有の談を為る。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
空中楼閣は、もう、いやだ。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
作例 · 標準
砂漠の中に突如として現れた蜃気楼は、まるで天にそびえる楼閣のようだった。
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昔の物語には、雲の上に立つ壮麗な楼閣に仙人が住んでいたと描かれている。
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彼は財を成し、故郷の丘の上に金銀で飾られた楼閣を建てた。
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