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咳払い

せきばらい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
clearing one's throat
文例 · 用例
太郎坊へ着いて見ると、戸は厳重に釘づけにされ、その上に材木を筋交えに抑えにして、鋼線で結びつけてあるが、寂ッそりとして、人の気はなく、案内者の咳払いが、沈んだ空気を乱しただけだ。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
緊張した時には咳払いをしなければ声が出にくいのは誰も知る通りである。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
いつかベルリンで見た歌劇で幕があくとタンホイゼルが女神の膝を枕にして寝ている、そして Zu viel! zu viel! と歌いながら起き上がる時に咽喉がつかえて妙な声になりそうなので咳払いを一つして始末をつけたのを記憶している。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
昔自分に親しかったある老人は機嫌が悪いと何とも云えない変な咳払いをしては、煙管の雁首で灰吹をなぐり付けるので、灰吹の頂上がいつも不規則な日本アルプス形の凸凹を示していた。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
半七は再び咳払いをすると、塀の横手から彼の男が跳り出た。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
」 雷のような咳払い
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
その次に松茸がエヘンと咳払いをして演説をしました。
夢野久作 きのこ会議 青空文庫
わざとらしい咳払いを先立てて襖を開き、畳が腐りはしないかと思われるほど常住坐りっきりなその座になおると、顔じゅうをやたら無性に両手で擦り廻わして、「いやどうも」といった。
有島武郎 星座 青空文庫
作例 · 標準
会議室の空気が重くなったとき、司会者が軽く咳払いをしてから次の議題へと進めた。
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「うっ、おっほん……」と父が咳払いをしたのは、娘の彼氏に聞きたいことがある合図だった。
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授業中に居眠りをしている生徒を注意する代わりに、先生は大きな咳払いをして彼を気づかせた。
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