鳳楼
ほうろう
名詞
標準
tower crowned by a representation of the Chinese firebird
文例 · 用例
二 鳴鳳楼というのは、大川に臨んで建てられた高名の割烹店と云うよりは集会席で、長野の懇親会はいつも此家で開かれると極って居た。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
鳴鳳楼の門を出ると、幸い一人乗の車が居たので貞之進はこれへ乗ろうとする時、跡から同じく車で来て行過ぎたのは、正しく貰って帰る小歌だ。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
その内目はいよ/\さえて来て、ふと小歌の年齢に考え及ぼし、いつの間にか自分と夫婦になって、痴話もする苦説もする小鍋立もする合乗もする、恐い事恥しい事嬉しい事哀しい事面白い事|可笑い事、腹一杯遣って退けたと思うと元の鳴鳳楼の座敷へ環り、「あら儂のではお厭なの」、のお温習がまた始まる。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
それが鳴鳳楼の会の日から、数えればちょうど四日目であった。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
華陽公主の美しさに、ともすれば乱れがちになるのを、ここは仙人の通ふうてなだからと公主にいはれて、五鳳楼のもとであふ約束をする。
— ――菱山修三へ―― 『かげろふ談義』 青空文庫
東華門の王必の営中に、火がかかるのを合図に、内外から起って、先ず彼を伐ち、すぐ一手になって、禁裡へ馳せつけ、帝に奏して、五鳳楼へ出御を仰ぎ、そこへ百官を召し集めて、劃期的な宣言をする。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
かかるうちに、火は東華門から五鳳楼へ燃えてきたので、帝は御座所を深宮に遷され、ひたすら成行きを見まもっておられた。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
鳳楼から見下ろす都の景色は、まさに天下人の気分を味あわせてくれる。
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壮麗な鳳楼の装飾には、金箔が贅沢にあしらわれていた。
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詩人は鳳楼に登り、移ろいゆく季節を詠んだ詩を書き留めた。
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