綺麗事
きれいごと異読 キレイごと
名詞
標準
whitewashing
文例 · 用例
彼等は皆、その中では真剣になつて人生と取組み合ひ全力を出しきつて文学と四つ角力をとつてるのに、詩や俳句を作る時は、乙に気取つた他所行きの風流気を出し、小手先の遊び芸として、綺麗事に戯むれてゐるといふ感じがする。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
ですから、客は上布の着物を着ていても釣ることが出来ます訳で、まことに綺麗事に殿様らしく遣っていられる釣です。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
妹に何か買ってやるのを、キッカケに、新子に新しい着物を買おう、そうすれば自然でいいと、万事綺麗事好みの前川らしい考えが、胸の中に浮んで来た。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
彼は百姓になつてまる一年だが、彼の百姓は世間一般の百姓に較べて、まだまるで綺麗事だつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
しかし庸三は綺麗事で済まされないことも感じていたので、目を瞑るよりほかなかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
「商売が商売だから、どうせそう綺麗事に行きゃしない。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
綺麗事じゃ金は儲からない。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
その上|卓子に並ぶ器物は、綺麗事が看板の一品香でも、日本の洋食屋と選ぶ所はない。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
標準
deftly finishing up