大都
たいと異読 だいと
名詞
標準
great city
文例 · 用例
新宿を初めて見た時、田圃の中に建設された、一夜作りの大都會を見るやうな氣がした。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
その時にはまた日本の多くの大都市が大規模な地震の活動によって将棋倒しに倒される「非常時」が到来するはずである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
大都市の冬に特有な薄い夜霧のどん底に溢れ漲る五彩の照明の交錯の中をただ夢のような心持で走っていると、これが自分の現在住んでいる東京の中とは思えなくなって、どこかまるで知らぬ異郷の夜の街をただ一人こうして行方も知らず走っているような気がして来た。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
しかし私の趣味としては、もつと空氣の明るく近代的で、工場や、煙突やが林立し、一方に生産的市場が活動しつつ、一方に赤瓦の洋風家屋などの散見する情趣、即ち大都會の郊外にみる近代的生活の空氣がすきなのだ。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
こんな辺鄙な山の中に、こんな立派な大都会が存在しようとは、容易に信じられないほどであった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
いま、大都會の物音はずつと遠退いて居ります。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
小田原は大都會と心得て居る田舍娘!
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
その五人の兄弟のなかの一人であった彼は再びその大都会へ出て来た。
— 梶井基次郎 『過古』 青空文庫
作例 · 標準
「あら、大丈夫?顔色が悪いわよ。体調を崩したの?」
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