マント
マント
名詞頻度ランク #22468 · 青空 1036 例
標準
mantle
文例 · 用例
稍々あつて男――もう今では夫、入口より葉巻を銜へ、長きマントの儘、如何にも寒い中を歩いて帰つて来た風である。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
それからマントを正面壁に掛け、机に来て甘味さうに吹かす。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
彼の顔色が急に変るかと思ふと彼は自分のマントと帽子を左手に持つて、右手で私の頬をポカツと擲りつけた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
甲板へ上がってボーイに上等はあいているかと問うとあいているとの事、荷物と帽を投げ込んで浜を見ると、今端艇にのり移ったマントの一行五、六人、さきの蝶々髷の連中とサヨーナラといっているのが聞える。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
瓦斯灯でも従来の魚尾形をした裸火はだんだんにすたれて、白熱瓦斯、すなわちウェルスバッハ・マントルに圧倒されて来た。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
あのいわゆるマントルは布片にソリウム及びセリウムと名づける元素の化合物を浸したもので、これを瓦斯口の上に着せ火を点ければ、植物質は焼けてソリアの灰の網が出来る。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
マントルについて一つ不思議な事は、これに浸す薬品がソリウムばかりでもまたセリウムばかりでも一向光らぬ、ただ前者の中に後者のごく微量を加えると、始めてあんな強い光を出す事である。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
彼は下駄を穿いて居る上に寝巻にして居た日本服の古袷に長マントを着て居たので、彼の異国風俗を人々は見返ったのだ。
— 岡本かの子 『伯林の落葉』 青空文庫
作例 · 標準
肌寒い夜には、厚手のマントを羽織って出かけた。
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彼は魔法使いのような、長いマントを翻して舞台に登場した。
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昔の貴族は、豪華な刺繍が施されたマントを身につけていたそうだ。
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