下半
かはん
名詞
標準
lower half
文例 · 用例
鶯横町は右下半に曲線を描いて子規庵は長さ一センチくらいのいびつな長方形でしるされてある。
— 寺田寅彦 『子規の追憶』 青空文庫
誰か立っている(下半身だけより見せない)。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
花冠の下半にたれた袋のような弁の上にかぶさるようになった一片の弁は、いつか上に向き直って袋の口を開くだろうと思っていたが、とうとういつまでも開かなかった。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
クジマが「今後はペチカとランプと蝋燭以外に飛び出してはいけないぞ」と命令する場面で、ページの下半にはランプと蝋燭のクローズアップ。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
下ぶくれの下半面についてゐる美事な唇に艶が増して来る。
— 岡本かの子 『小町の芍薬』 青空文庫
座ればその下半身は、曲らぬ片足を投げ出したまゝの浅ましい異様なもののうづくまりになるからである。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
異様な醜いうづくまりをその下半身にかたちづくつて、二人は離れ家の居室にひつそりとしてゐた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
醜い下半部の反比例をますます上半身に現はすのではないか。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
作例 · 標準
先日の記録的な大雨で、工場の白い壁の下半は泥に汚れ、痛々しい茶色の境界線が引かれている。
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「この企画書、前半はいいんだけど、下半の予算計画の部分が少し大雑把すぎるんじゃないかな」
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絵画の下半には深緑の影が大胆に配色されており、それが作品全体にどっしりとした安定感を与えている。
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