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おろし
名詞頻度ランク #11936 · 青空 122 例
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文例 · 用例
(二) 四人のひとを尊敬する 四月廿二日の朝、私は、こんど出版する豫定の「愛と美について」といふ書き卸し短篇集の校正刷を、床の中で受け取つた。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
気紛れに、そこへ根を卸したような五葉松は、仰向けに川の方へ身を反らして、水と頷ずき合って、何か合図をしている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
その中に倉橋君が来る、晃平を殿として、一行が揃う、こう霧がひどくては、方角も何も解らない、晃平は荷を卸して、路を捜索に出たが、無益に戻って来た、岩の間を点接して、トウヤクリンドウ、ミヤマキンバイ、ミヤマウスユキソウ、チングルマなどがあったが、風と霧と雨の中で、一々眼に止めていられない。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
嘉代吉と人夫が荷を卸して、油紙で庇を拵えてくれるのを、待ち兼ねて、石の中へ潜って寝た、雨はざんざ降りになって、庇から岩を伝わっては、ポタポタ雫が落ちる、防水布の外套に包まれて、ココアを一杯興奮剤に飲んだまま、飯も喰わずにたわいもなく痲痺したようになって寝た。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
シャスタに就いて言うと、氷河地形などは、我が富士山とは似ない方面だが、その他に於て、多くの似顔は、合せ鏡をしている姉妹でもあるかの如くに感じられる、そう思うとき、我々日本人に取って、シャスタ山は、もう錠前を卸した山ではなくなった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
思いがけなく頭の上が、二、三寸ほど、大根卸しでも注いだように、白くなっている。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
病人を板か何かに載せて卸すと云うことは、不可能なことであった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
どうして卸したらいいだろう。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫