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紛然

ふんぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
confused
文例 · 用例
夕暮近いので、街はひとしおの雑踏を極め、鉄道馬車の往来、人車の東西に駈けぬける車輪の音、途を急ぐ人足の響きなど、あたりは騒然紛然としていた。
国木田独歩 女難 青空文庫
その他、あらゆる物事に、差別と平等が時に結び時に離れて、紛然雑然として起滅を繰返しております。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
帳を索むる者、紛然として計をなすを知るなし。
南方熊楠 失うた帳面を記憶力で書き復した人 青空文庫
雑然喧然騒然紛然たる中に立って誰からとなく此咄を聞きつゝ何とも言い知れない感慨に堪えなかった。
内田魯庵 灰燼十万巻(丸善炎上の記) 青空文庫
どんな複雑な趣向で、どんな纏った道行を作ろうとも畢竟は、雑然たる進水式、紛然たる御花見と異なるところはないじゃないか。
夏目漱石 写生文 青空文庫
人様々の顔の相好、おもいおもいの結髪風姿、聞覩に聚まる衣香襟影は紛然雑然として千態|万状、ナッカなか以て一々枚挙するに遑あらずで、それにこの辺は道幅が狭隘ので尚お一段と雑沓する。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
この雑然紛然とした空気の中で、伊勢崎屋へ来て就く奥のチャブ台の前で、十年一日のような信仰に生きて来た真勢さんがそれとなく捧げる食前の祈祷に、人知れず安息日を守っているということは、更に捨吉を驚かした。
島崎藤村 桜の実の熟する時 青空文庫
擂鉢の中に攪き廻される里芋のごとく紛然雑然とゴロゴロしていてはどうしても浩さんらしくない。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
作例 · 標準
停電で信号機が機能しなくなった交差点では、車や歩行者が入り乱れて紛然たる有様だった。
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会議の終盤に新たな問題が提起され、意見が紛然としてまとまらぬまま閉会した。
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突然の豪雨により、パレードの参加者たちは紛然としながら近くの建物へ駆け込んだ。
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