非業の最期
ひごうのさいご
名詞表現
標準
unnatural death
文例 · 用例
だから月の光りの強い、雪の真白い山の上で、一種の幻覚錯覚に陥って、自分でも予期しない自殺同様の、非業の最期を遂げたもの……と主張しておられるのでしょう」「イヤ。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
せがれは何処でか非業の最期を遂げたに相違ないと、おっかさんは半気違いのようになって自身番へ泣き込んで来たと云うわけさ。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
もしや何処かで非業の最期を遂げて、その魂が自分の生まれた家へ迷って帰ったのかとも思われるが、彼女は確かに格子をあけてはいって来た。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
その翌日である、大杉の非業の最期が公表されたのは。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
非業の最期を遂げている女を三十五、六とするなら、少なくもそれより七、八つは年下だろうと思われるほど若いうえに、男まえもまたふつりあいなくらいの美男子なのでした。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
非業の最期を遂げた井上金八妻女の傷は小柄だな、と眼をつけたその眼の的否をたしかめようとするらしく、一本一本と鞘から抜いてはためつ、すかしつ、見改めていましたが、悲しいかな急所のその眼が狂ったらしい!
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
例のからめて戦法にしたがい、非業の最期を遂げたおへやさまの素姓を洗ったうえで、いかなる恨みのもとにかような所業を敢行したか、そこから手を染めるのが一法。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
博士コハクの非業の最期を、ただいまアサリ女史の言葉によって二人は始めて知ったのであるから。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
作例 · 標準
若くして才能を開花させながら、事故で非業の最期を遂げた画家への追悼展が開かれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
敵軍に追い詰められた武将は、もはやこれまでと悟り、城と運命を共にする非業の最期を選んだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
そのミステリー小説の結末では、真実を知りすぎた探偵が非業の最期を迎えるという衝撃の展開が待っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview