背徳
はいとく
名詞
標準
corruption
文例 · 用例
しかしながら無智の故に、かうした背徳が許されるものかどうか。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
時として人間は、動物よりももつと醜い、もつと邪惡な、もつと背徳的な慾望や思想にふけり易いものである。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
時の所謂『道徳家』たちは彼等を、ごろつきの背徳者として罵り、いやいまだって上品ぶった正人君子たちは彼等の行状には顰蹙しているのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
当時、こんな『背徳者』のような態度でもとらない事には、礼の思想を持ちこたえる事が出来なかったのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
そうして信じている者は、『背徳者』となって竹藪に逃げ込み、ごろつきのように大酒を飲んだのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
これは不義背徳の者に対する一種の制裁の律法であったのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
いまのあなたにお金をあげたら、僕は、ものの見事に背徳漢かも知れない。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
なんらかの意味で、いずれも、世の中から背徳者の折紙をつけられていた。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行動は、道徳に反する背徳的なものだった。
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背徳の誘惑に打ち勝つことは、容易ではなかった。
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その物語は、人間の内面に潜む背徳を描いている。
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