鱗茎
りんけい
名詞
標準
bulb (of a lily, tulip, etc.)
文例 · 用例
このユリの鱗茎、すなわち俗にいうユリ根は食用によろしい。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
日本で昔単にヒル(その鱗茎を食うと口がヒリヒリするのでいう)と呼んだのは、実際はニンニクをいったものだが、書物の上ではこのニンニクのオオビルとコビルすなわちメビルとの二つを指して、かくヒルというとなっている。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
すなわちそれはマンジュシャゲ(曼珠沙華の意)、一名ヒガンバナ(彼岸花の意)で、学名を Lycoris radiata Herb. と呼び、漢名を石蒜といい、ヒガンバナ科(マンジュシャゲ科)に属するいわゆる球根植物で襲重鱗茎(Tunicated Bulb)を地中深く有するものである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
そしてこの球根を植物学上では襲重鱗茎(tunicated bulb)と称するが、しかしこの茎と指すところは前述の通りの極めて短かい茎で球の底部にあり、この茎から地下葉が重りつつ生じている。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
ユリ類の鱗茎はバラバラになった地下葉が出ているが、ヒガンバナ、キツネノカミソリなどは前記の通り地下茎が嚢様の筒となって重なっている。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
この襲重鱗茎球の外面は他のヒガンバナなどと同様に黒色となっているが、これはその球を包んでいる地中の葉鞘が老いて、その内容物を失い、黒い薄膜となって球の外面を被覆しているのである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
すなわち地中の球根(球根は俗言で正しくいえば襲重鱗茎)から、葉と共に花茎(植物学上の語でいえば※)を抽いて直立し、茎頂に数花を着けて横に向かっている。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
百合とは、その地下の球根(植物学上でいえば鱗茎)に多くの鱗片があって層々と重なっているから、それでそう百合というとのことである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
作例 · 標準
秋に植えたチューリップの鱗茎が、春になって土から芽を出し、美しい花を咲かせた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
ユリの鱗茎は食用にもなり、茶わん蒸しに入れるとホクホクとした独特の食感が楽しめる。
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この球根は、一つの鱗茎が自然に分球して、翌年には数が増えているだろう。
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