親裁
しんさい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
matter personally decided by the emperor
文例 · 用例
後三條天皇は御在位わづか四年にして、御位を白河天皇に譲られたが、太上天皇となり給うた後、猶ほ政治を親裁あらせられようとする思召があつたが、御譲位後わづか五箇月にして崩ぜられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
一人になると、おれは政務を親裁することにした。
— ZAPISKI SUMASHEDSHAWO 『狂人日記』 青空文庫
主權を人に假さぬのは法家の極意で、刑名學を好んだ蜀漢の諸葛亮が、細事を親裁したと同樣、寧ろ始皇の勤勉細心なる證據とすべきである。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
唯帝室の尊嚴と神聖なるものありて、政府は和戰の二議を帝室に奏し、其最上の一決御親裁に出るの實を見て、軍人も始めて心を安んじ、銘々の精神は恰も帝室の直轄にして、帝室の爲に進退し、帝室の爲に生死するものなりと覺悟を定めて、始めて戰陣に向て一命をも致す可きのみ。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
十七日、朝堂に臨ませられ、万機親裁の事告げ給ひ、詔して、祭政惟一の大典に基くことを示し給ふ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
天皇親裁万民扶翼の国家活動であり、その目標とするところは、これを国是ととなへて、国民の一人一人が、大御心を体して国家の隆昌に寄与しなければならぬのであります。
— 岸田國士 『文芸の側衛的任務』 青空文庫
嚮者将軍徳川慶喜、|請帰政権也、|制允之、|内外政事親裁之。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
もっとも子供の時に出たきり帰らねえんだが――しんさいはひどかったろうなあ!
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
重要な国政は、天皇の親裁によって最終決定された。
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彼は、この問題の親裁を天皇に願い出た。
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親裁権は、国家の最高権力者が持つ重要な権能の一つだ。
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