通夜
つや異読 つうや
名詞頻度ランク #21324 · 青空 630 例
標準
all-night vigil over a body
文例 · 用例
親戚の妻女だれかれも通夜に来てくれた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
奥の間でお通夜してくれる人たちの話し声が細々と漏れる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
お通夜の人々は自分の仕振りに困じ果ててか、慰めの言葉もいわず、いささか離れた話を話し合うてる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
耕一君が前夜のお通夜の疲れを近所の知己の家で休めてゐるといふ話を聞きながら、人知れず胸の迫るやうな氣持だつた。
— 南部修太郎 『日曜日から日曜日まで』 青空文庫
その晩は長屋じゅうの者があつまって通夜をした。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
通夜やら葬式やらに三日ばかりの暇を潰して、四日目のけさ早くに練馬を発って、たった今帰りついて見ると表の錠は外れていた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
家に帰るべくもあらねば姉上は通夜したまいぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
」と親方は言いながら、財布から五十銭銀貨を三四枚取り出して「これで今夜は酒でも飲んで通夜をするのだ、あすは早くからおれも来て始末をしてやる。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫