邦語
ほうご
名詞
標準
one's native language
文例 · 用例
「常山の花」と題する小品の中にある「相撲取草」とは邦語の学名で何に当るかという質問を受けて困ってしまって同郷の牧野富太郎博士の教えを乞うてはじめてそれが「メヒシバ」だということを知った。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
そうしてこの国語と邦語との類似のはなはだしいのに驚かされた。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
現にある学者の書には、明らかにマライと邦語の関係はたいしたものでないと書いてある。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
もっと空想をたくましくすれば邦語のゴロなどというのも少しは怪しくなるくらいである。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
しかしこれらの例をあげたのは、決してこれらの語が邦語と因果的に関係しているという事を証明するためではなく、むしろただいかなる任意の二つの国語を取って比較しても、この種の類似がありうるものであるという事の例として取ったに過ぎない。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
次に特別な場合として、邦語をかな一つ一つに切り離し、その一つ一つと音韻の似た原語と同義のシナ文字を求め、それを接合して説明をするという、普通よくあるやり方をするとどうなるか。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
邦語に「にほひ」といふのは殆ど此等の氣といふのに當つてゐる。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
此の點に於ては邦語は言靈の幸はふ國の語だけに甚だ面白く成立つて居るので、氣の「いき」は直に是生の「いき」であり、生命の「いのち」は「いきのうち」である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
海外の学者が、日本の古典文学を邦語のまま読み解こうと努力している。
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このオペラは、観客に伝わりやすいように邦語に訳されて上演された。
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邦語で書かれた専門書が少ないため、学生たちは英語の原典に頼らざるを得ない。
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