白土
しらつち異読 はくど
名詞
標準
white clay
文例 · 用例
この学園のある丘陵は砂地の多い白土で、樹木も軽くて直ぐ伸びる灌木類が多くありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そして、この雑草地帯の下は二三年前、大洪水のあったときに大きく崖土を持って行かれて、その後も崖肌は白土のまゝ露き出され、水は淀んで、ちょっとした淵になっているようです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
うっとりした気持を続けてわたくしは雑草地帯を通り抜けているものですから、幾分広くなった白土の道へ、その藪の中から襤褸の小屋を架け出して何やら煙を立てゝいる物の形を何とも思わなかったし、そこに一人の出鱈目な服装をした老人がいて、煙の傍で物を食べているのにも無関心で過ぎようとしました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
あとから美しく着飾った少女が鼻の尖にちょんぼり白土を塗って入って来た。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
その白土の薄さは支那流の形容でいえば蠅の翼ほどだった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
少女は客の前へ来てその白土に触れさせないようにその薄さだけを見せて置いて床へ仰向けに大の字なりに寝た。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
はっという掛声と共に少女の鼻端の白土は飛び壁に当ってかちりと床に落ちた。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
ちょうど、その時分、隧道と凾渠とのコンクリが、毎日打ち続けられていたので、林田は、顔に白粉を塗ったまま、コンクリート・ミキサーの練台の上に、真っ先に飛び上がって、まだ量る必要もないのに、白土の袋の口を解いて、それを舟の中に空けるのだった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
庭に植える植物のために、良い白土を探している。
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この地域の白土は、陶芸の材料として有名だ。
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白土の壁は、光を反射して部屋を明るく見せる効果がある。
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