脳髄
のうずい
名詞
標準
brain
文例 · 用例
けれども一方、会衆の前に飄然として出て来て、「君、赤ン坊の脳髄を食つたことがありますか」などといつてゐる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
(明治四十年九月七日『東京朝日新聞』) 四 脳髄の重さ 仏国の某学者が、種々の動物について、その全体量と脳髄の重量との比例を調べてみた。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
並みはずれに大きな頭蓋骨の中にはまだ燃え切らない脳髄が漆黒なアスファルトのような色をして縮み上がっていた。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
パリで金が少ないのと、言葉が自由でないのと両方で余計な神経を使ったのが脳髄のどこかの隅に薄いしみのように残っているものと見える。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
少年は懸命の努力にも拘わらず、どうかすると、こッくりこッくりと、脳髄が執拗な睡眠に襲われ、立ったまゝひょっと他の世界に引きずりこまれそうになった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
約三十分の後、兵士たちは、不愉快な記憶を脳髄にこびりつかして、病院を引きあげた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
イタリアの地名のようだと思った事があるからそのせいだか、あるいはこの符号のついた本を比較的に多く買ったためだか、とにかくこのアンカナの四字が丸善その物の象徴のように自分の脳髄のすみのほうに刻みつけられている。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
針一本でも突き刺されば助からぬ脳髄を、これだけの弾丸が貫通して平気でいられるのは、その弾丸が微小であるためというよりはむしろあまりに貫通力が絶大であるためであるとも考えられる。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
作例 · 標準
激しい事故により、彼の脳髄に深刻な損傷が及んだ。
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科学者たちは、人間の脳髄の複雑な構造と機能について研究を続けている。
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「彼のアイデアは、まさに脳髄が詰まった発想だね!」と、友人は感心していた。
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