口寄せ
くちよせ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
summoning a spirit and giving them voice (esp. when done by a female shaman)
文例 · 用例
先ず魔法、それから妖術、幻術、げほう、狐つかい、飯綱の法、荼吉尼の法、忍術、合気の術、キリシタンバテレンの法、口寄せ、識神をつかう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
口寄せ、梓神子は古い我邦の神おろしの術が仏教の輪廻説と混じて変形したものらしい。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
たちまち姉は優しく妹の耳に口寄せて何事かささやきしが、その手をとりて引き立つれば妹はわれを見て笑みつ、さて二人は唄うこともとのごとくにしてかなたに去りぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
乙女の星はこれを見て早くも露の涙うかべ、年わかき君の心のけだかきことよと言い、さて何事か詩人の耳に口寄せて私語き、私語きおわれば恋人たち相顧みて打ちえみつ、詩人の優しき頬にかわるがわる接吻して、安けく眠りたまえと言い言い出で去りたり。
— 国木田独歩 『星』 青空文庫
なほ同一川筋を、扇橋から本所の場末には、天井の裏、壁の中に、今も口寄せの巫女の影が殘ると聞く。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
「俺れやんべ、そんぢや」若い衆の一人が婆さんの前へ出て「俺ら生口寄せて見てえんだが、幾らだんべ一口は」「五|錢づゝでさ」巫女の婆さんは落付いていつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
市子は梓の弓を鳴らして、生霊や死霊の口寄せをするもので、江戸時代の下流の人々には頗る信仰されていたのである。
— 菊人形の昔 『半七捕物帳』 青空文庫
原文を有りのまゝに讀めば巫女の口寄せか御筆先かの口調に類し、一種の悲哀を感ぜさせる。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの口寄せの儀式は、村の年老いた巫女によって行われた。
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あの山奥の寺では、今でも年に一度、先祖の霊を慰めるための口寄せが行われているそうだ。
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恐山のイタコによる口寄せを体験するために、青森まで出かけた。
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標準
female medium
作例 · 標準
その口寄せは、不思議な声色で、まるで本当に故人が話しているかのようだった。
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村人たちは、口寄せに死者の魂の言葉を聞こうと、遠方からも集まってくる。
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彼女は有名な口寄せで、多くの人々が故人との対話を求めて訪れる。
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ウィキペディア
口寄せ(くちよせ)とは、霊を自分に降霊(憑依)させて、霊の代わりにその意志などを語ることができるとされる術。または、それを行う人である。
出典: 口寄せ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0