葉ずれ
はずれ
名詞頻度ランク #7322 · 青空 76 例
標準
rustling of leaves
文例 · 用例
小初の泣き顔の涙も乾いて遠くの葦の葉ずれが、ひそひそと耳にささやくように聞える。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
生活の響、瀬の音、木の葉ずれ、そんなものが旅に出た當初の鮮かさを持つて彼に歸つて來た。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
机の前に寝転んで、戸袋をはたく芭蕉の葉ずれを聞きながら、将に来らんとする浦の嵐の壮大を想うた。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
夜になると星の光りや、浪の音や、虫の声や、風の葉ずれや、木の実の落ちる音が、一ツ一ツに聖書の言葉を※やきながら、私たち二人を取り巻いて、一歩一歩と近づいて来るように思われるのでした。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
」 と蘆の葉ずれに棹を垂れて、思わず観念の眼を塞げば、少年は気の毒そうに、「先生、買っていらっしゃい。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
蘆の中に路があって、さらさらと葉ずれの音、葦簀の外へまた一人、黒い衣の嫗が出て来た。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
二個の頭、獅子頭、高いのと低いのと、後になり先になり、縺れる、狂う、花すれ、葉ずれ、菜種に、と見るとやがて、足許からそなたへ続く青麦の畠の端、玉脇の門の前へ、出て来た連獅子。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
僕等が草叢をすぎたときさびしい葉ずれの隙間から鳴るそわそわといふ小笛をきいた。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
作例 · 標準
風が吹くたびに、木々から心地よい葉ずれの音が聞こえてきた。
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静かな夜に聞こえる葉ずれの音は、心を落ち着かせる。
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秋の森を歩くと、足元で枯葉が葉ずれの音を立てる。
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