水の精
みずのせい
表現名詞
標準
water spirit
文例 · 用例
人の大事にするものを取って来るのは何でもないが、私がいう宝物は、山の霊、水の精、また天道様が大事に遊ばすものもあろう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
螢は奇麗な水の精とも謂ツて可いのだから、自分の村には螢が澤山ゐた。
— 三島霜川 『水郷』 青空文庫
「わたしはこの水の底に住んでいる水の精じゃ」と老人は答えた。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
月の在る夜は富士が青白く、水の精みたいな姿で立つてゐる。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
水の精でも棲んでゐるやうだね。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
『韓詩外伝』には魯哀公井を穿たしむるに一生羊を得、公祝をしてこれを鼓舞して上天せしめんとしたが羊上天し能わず、孔子見て曰く水の精は玉、土の精は羊となる、この羊の肝は土だと、公それを殺して肝を視れば土であったと出づというが、予の蔵本には見えぬ。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
だが彼は、ふざけてそんな時の癖で何かの声色でも真似るらしく重々しい調子で、「水の精ニツケルマンの独り言のやうだらう――ブレツケツケツ、ケツクス!
— 牧野信一 『秋晴れの日』 青空文庫
ともすれば君の油断を見すまして、泥沼の中からぬるりと頭を出す水の精のように、その企図は心の底から現われ出るのだ。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くにある泉には、美しい水の精が住んでいるという伝説がある。
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舞台の上で、ダンサーがしなやかな動きで水の精を表現している。
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「見て、あの滝の飛沫が虹色に見えるわ。きっと水の精が遊んでいるのよ」
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