音義
おんぎ
名詞
標準
kanji reading and meaning
文例 · 用例
斯う云ふ側のことを藤岡君の音義説に於て五十音圖に照して御説明になつたのであります。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
一言一句を研究するには、文字の音義を詳にすること肝要なり。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
文字の音義を詳にするには、先づ善本を多く求めて、異同を比讐し、謬誤を校正し、其字句を定めて後に、小学に熟練して、義理始て明了なることを得。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
」「一切経音義は頼申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒のあつらへた書は一切経音義、論語義疏及黄帝内経であつたらしい。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
一切経音義と云へば玄応の書か、慧琳の書かと疑はれるが、わたくしは蘭軒が前者を求めたものと解する。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
何故と云ふに今流布してゐる慧琳音義は元文二年に既に刊行せられてゐて、此本以外に善本を坊間に獲むことは殆ど望むべからざる事であつた筈だからである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
且蘭軒の徒なる渋江抽斎、森枳園の後に撰んだ訪古志にも、玄応音義の下には特に「尤有補小学焉」と註してある如く、当時蘭軒一派の学者が此書を尊重してゐて、現に斎の識語のある此本は後枳園の子|約之の手に帰し、今は浜野知三郎さんの庫中にある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫