俯伏
ふふく
名詞動詞-サ変
標準
prostration
文例 · 用例
竹藪のあの入口のところで、けさのやうに雪の上に俯伏していらしたら、私たちは、いつでもここへご案内いたしますわ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
お爺さんは、竹藪の入口に俯伏して寢てゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
竹藪の入口で俯伏して居ればいいのでせう?
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
雪の上に俯伏して居れば雀のお宿に行けるなんて、あははは、馬鹿な事だが、でも、どれ、それではひとつお言葉に從つて、ちよつと行つてまゐりませうか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
たそがれ時、重い大きい葛籠を脊負ひ、雪の上に俯伏したまま、お婆さんは冷たくなつてゐた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
一体の地面よりは一段高い芝生の上に小さな猪口の底を抜いて俯伏せにしたような円錐形の台を置いて、その上にあの白い綺麗なボールを載せておいて、それをあのクラブの頭でひっぱたくと一種独特の愉快な音がする。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
妾と思つて下さいと云ひもあへずほろ/\とこぼす涙其まゝ枕に俯伏しぬ。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
はじめには負傷者の床の上で一枚の獣皮を頭から被って俯伏しになっているが、やがてぶるぶると大きくふるえ出す、やがてむっくり起上がって、まるで猛獣の吼えるような声を出したりまた不思議な嘯くような呼気音を立てたりする。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
作例 · 標準
王の前に進み出た使者は、敬意を表すために地に俯伏した。
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罪を悔いた彼は、祭壇の前に俯伏し、神に許しを乞うた。
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あまりの絶望に、彼はその場に俯伏して動けなくなってしまった。
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