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機鋒

きほう
名詞
1
標準
brunt
文例 · 用例
僕は、どこにゐても機鋒を現して文壇に出られる程才能があるとは思へない。
菊池寛 世に出る前後 青空文庫
此の機鋒辛辣な人相見は其後ドウしたか知らない。
内田魯庵 人相見 青空文庫
野枝さんも児供が産れる度に、児供が長きくなるごとに青鞜時代の鋭どい機鋒が段々と円くされたろうと思う。
内田魯庵 最後の大杉 青空文庫
そんなをりには、花を見つけると、その一刹那にいきなり相手のやはらかい花粉に充ちた内懐に飛び込み、自分の要るものだけを逸早く奪ひ取る若い蜜蜂の機鋒の鋭さが羨まれないではゐられない。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
虹汀、修禅の機鋒を以て、身を転じて虚を斬らせ、咄嵯に大喝一下するに、彼の武士白刃と共に空を泳いで走る事数歩、懸崖の突端より踏み外し、月光漫々たる海中に陥つて、水烟と共に消え失せぬ。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
或は彼の書簡の裏にも東西の門弟を操縦した彼の機鋒は窺はれるのであらう。
芥川龍之介 続芭蕉雑記 青空文庫
その辺は勿論辛辣なる機鋒を露はしてゐるのに違ひない。
芥川龍之介 僻見 青空文庫
三斎老人はやはり、芸道の話をしきりにしかけて来るが、その和らかい言葉がふくむ鋭い機鋒は驚くばかりで、浜川旧代官は、邪智深さで随一、横山というのは、狡猾無比、これに、広海屋、長崎屋の毒々しい下品な智慧を加えたら、なるほど、どのような悪事をも、天下の耳目をくらまして、押し切って行えるだろうと思われた。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
作例 · 標準
議論の機鋒は、次第に彼の主張へと向かっていった。
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彼の鋭い質問が、討論の機鋒を相手方に向けさせた。
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新しいプロジェクトでは、若手社員が機鋒を振るって活躍している。
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その作家の作品は、常に時代思潮の機鋒を捉えている。
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