討ち死に
うちじに
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
death in battle
文例 · 用例
計略を敵に見すかされてむざむざと討ち死にしたかな。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
娘はどうぞ私が討ち死にをいたしましたあとで、おめしつれくださいまし」 こう申しあげて御前をさがり、再び戦道具を取って邸にはいって、いっしょうけんめいに戦をいたしました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
それから全くの浪人となって旦に暮を料らずという体だったが、奇態に記憶のよい男で、見る見る会話が巧くなり、古道具屋の賽取りしてどうやらこうやら糊口し得たところが生来の疳癪持ちで、何か思う通りにならぬ時は一夕たちまち数月掛かって儲けた金を討ち死にと称して飲んでしまう。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
一度ならよいが幾度も幾度も討ち死にをするのでどうしても頭が昂らず、全く落城し切って大阪の山中氏がロンドンに出している骨董舗に奉公と極った時予は帰朝の途に上った故その後どうなったか知らぬ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
就中、その討ち死にのしようがまた格別の手際で見聞く呆れざるはなかった。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
さて、予帰朝後この田辺の地に僑居し、毎度高橋入道討ち死にの話を面白く語った。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その頃大阪堀江に写真を営業する田辺人方へ紀州の人が上るごとに集まり、件の話に拠ってこれから討ち死にに出掛けようじゃないかなどいう。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それより弘まって紀州人の知った芸妓はもとより、紀の庄店などでも、討ち死にといえば底叩きの大散財と分らぬ者なしと聞いたは早二十年ばかりの昔で、今はどうなったか知らぬ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
例句