払暁
ふつぎょう異読 ふっきょう
名詞
標準
dawn
文例 · 用例
何しろ厳冬の払暁に寝床を刎起きて、高台から吹きなぐる日比谷ヶ原の凍つた風に吹き曝され、二時間も三時間も立明し、狭い鉄門の口から押合ひへし合つて、やつと入廷が出来るといふ騒ぎだから並一通りの体格の人では、とても傍聴の目的を達することが出来ないのである。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
青年は諦めて外へ出たが、払暁になって一人で往ってみると何もなかった。
— 田中貢太郎 『前妻の怪異』 青空文庫
彼は、マターファ鎮圧の命を受け、明朝払暁、マノノへ向けて出航すると。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
払暁を待って横山城を囲んでいる織田軍を攻撃せんと云うのであった。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
真田の棄旗 五月七日の払暁、越前少将忠直の家臣、吉田|修理亮光重は能く河内の地に通じたるを以て、先陣として二千余騎を率い大和川へ差かかった。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
本人の呼び出されしは払暁なりき。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
否、払暁の事である。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
水夫は仲間の会があつて、それに出席して払暁に帰つて来た。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
作例 · 標準
夜が明けて払暁、鳥のさえずりが聞こえ始めた。
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払暁の空は、美しいグラデーションを見せていた。
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旅立つ日の払暁、私たちは静かに家を出た。
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