能弁
のうべん
形容動詞名詞
標準
eloquence
文例 · 用例
ト末の方はもはや命令的に、早口に能弁にまくし立てた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
突然柿江が能弁になった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
彼が能弁になるのは一種の発作で、無害な犬が突然恐水病にかかるようなものだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
誰かに聞いてもらいたいと思っている矢先だったので、婆やは何事をおいても能弁になった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
自分の眼には、二十四五人の高等科の男女の生徒が、柿江の興奮に誘われてめいめいの度合いに興奮しながら、眼を輝かして柿江の能弁に聞き入っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
柿江はとにかく戸沢が疑わしげながら納得するのを見ると、自分の今まで能弁に話して聞かせていたまったくの作り話がいよいよ本当の出来事のように思えだした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
不安も、焦燥も、はにかみも、綺麗に除去せられ、自分は甚だ陽気な能弁家になるのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
○ 平生無口な兄が時々おそろしく能弁になりました。
— 断片三種 『処女時代の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
彼の能弁な話し方は、聴衆を惹きつけて離さない。
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彼女の能弁な説明のおかげで、複雑な内容もすぐに理解できた。
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その政治家は、能弁をもって国民に政策を訴えかけた。
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