良港
りょうこう
名詞
標準
good harbor (harbour)
文例 · 用例
こは富山県の良港にて、運輸の要地なれば、観音丸は貨物を積まむために立寄りたるなり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
この港はどの風にも浪一つ立たぬ附近唯一の良港であるという。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
防波堤が無かつたら直ちに印度洋の荒海に面したコロムボは決して今日の如く多数の大船を引寄せ得る良港とは成らなかつたであらう。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
ご承知の通り香港は、支那大陸の九竜とは指呼の間にござりまして、小さい孤島ではござりますが、其湾内は東洋一、水深く浪平に、誠に良港でございますので、各国の船は必ず一度は、其処へ泊まるのでございます。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
その島は長さ約九マイル、幅五マイルで、肥った竜が立ち上ったといったような形をしていて、陸で囲まれた良港が二つあり、中央部には「遠眼鏡山」と記された山があった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
北海に面した良港の中にあるのですね。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
伏木は裏日本では新潟をしのぐ良港である。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
塩竈は天然の良港で、前面には一群の松島が天然の防波堤の役を果しているし、水深も深く、目下一万トンの船を横づけにする岸壁を工事中である。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
その街は、天然の良港に恵まれ、古くから貿易の拠点として栄えてきた。
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艦隊は、嵐を避けるために安全な良港を求めて航路を変更した。
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深い入り江は、波が穏やかで、船が停泊するのに最適な良港となっている。
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