良工
りょうこう
名詞
標準
skilled artisan
文例 · 用例
そが中には家を理するの良妻もあるべく、業に励むの良工もあるべし、恋のもつれに乱れ髪の少女もあらむ、逆想に凝りて世を忘れたる小ハムレットもあらむ。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
そして乱れかかる額ぎわの髪を、振り仰いで後ろになでつけたり、両方の鬢を器用にかき上げたりして、良工が細工物でもするように楽しみながら元気よく朝化粧を終えた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
もっとも、五百羅漢、百観音は、いずれも元禄以降の作であって、古代な彫刻を研究するには不適当であったが、とにかく、その時代の名匠良工の作風によって、いろいろと見学の功を積むには、江戸では此寺に越した場所はありませんでした。
— 本所五ツ目の羅漢寺のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
短くも言い得べきを「嬉しさよ」と長く言いて、長くも言い得べきを「手に草履」と短く言いしもの、良工苦心のところならんか。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
して見ると、人工肺臓附き人工心臓は随分|嵩ばるものだろうとお思いになるかも知れませんが、段々改良工夫して行った結果、実験動物本来の心臓の一倍半位の大さまでにすることが出来ました。
— 小酒井不木 『人工心臓』 青空文庫
短くも言ひ得べきを「嬉しさよ」と長く言ひて、長くも言ひ得べきを「手に草履」と短く言ひし者、良工苦心の処ならんか。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
ところが五十名の優良工員の方は一向に役にたゝなくて、隣家へ焼夷弾が落ちて火事になつてもボンヤリ眺めてゐるだけであり、その次からは、警戒警報で勢揃ひをし、空襲警報になると各自全財産を背負つて粛々と逃げだす。
— 坂口安吾 『模範少年に疑義あり』 青空文庫
世界単一国家、そして、各個人の不幸が最小限になるまで、その秩序が改良工夫された社会である。
— 坂口安吾 『インテリの感傷』 青空文庫
作例 · 標準
そのバイオリンは、数百年前に名高い良工によって作られた逸品だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は自分の技術に誇りを持つ良工で、決して手抜きをしない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
どんなに優れた設計図があっても、それを形にする良工がいなければ意味がない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro