厄介物
やっかいもの
名詞
標準
nuisance
文例 · 用例
しかもそれは恐ろしい伝染性の血を吐く危険な厄介物でもあるのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
一|艘の厄介船と、八人の厄介船頭と、二十余人の厄介客とは、この一個の厄介物の手に因りて扶けられつつ、半時間の後その命を拾いしなり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
飛んだ厄介物を担ぎ込んで……」と、亀吉は云った。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
こいつらが一番厄介物ですよ。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
貧乏百姓には、寢て米を食ふ厄介物でしかなかつたし、もう少したてば、それにもう一つ口が殖える。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
あの厄介物のために――」 庭に遊んでゐる鶴を夕方になると鳥屋に追ひ込まなければならない仕事を青野は稍ともすれば口癖にして煩さがつてゐた。
— 牧野信一 『鶴がゐた家』 青空文庫
年老いた身の寄せ場所もないような冷たく傷ましい心持が、親戚の厄介物として見られような悲しみに混って、制えても制えても彼女の胸の中に湧き上り湧き上りした。
— 島崎藤村 『ある女の生涯』 青空文庫
お作は場所塞げの厄介物を攘った気でいたが、新吉は何となく寂しそうな顔をしていた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
作例 · 標準
捨てられない大量の荷物が、部屋の厄介物となっている。
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彼は、会社の厄介物になることを恐れている。
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この古い機械はもう厄介物でしかないが、捨てるに捨てられない。
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