厄介者
やっかいもの
名詞
標準
burden
文例 · 用例
宗教界などを見ても、自己の修養をば丸で後廻しとして、社会を救うの、人を教うるのと、頗る熱心にやって居る輩もあるようなれど、自分に人格がなく修養がなくて、どうして社会を教うることが出来るであろうか、己が社会の厄介者でありながら、社会を指導するもないものだ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
その友は二人分の手荷物を抱えて、学生は例の厄介者を世話して、艀に移りぬ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
学生の隣に竦みたりし厄介者の盲翁は、この時屹然と立ちて、諸肌寛げつつ、「取舵だい※」と叫ぶと見えしが、早くも舳の方へ転行き、疲れたる船子の握れる艪を奪いて、金輪際より生えたるごとくに突立ちたり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
ここに奇妙な事には、昨年日光の山中旅行では、常に凹垂れの大将となり、一行の厄介者であった吾輩、今日はいかなる風の吹き回しか、その元気|凄まじく、水戸の津川五郎子と前後して先頭に立っている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
冷飯食いだの、厄介者だのと陰では悪口をいうものの、さてその人の前では相当の遠慮をしなければならない。
— 岡本綺堂 『鯉』 青空文庫
「帰って来ても、廃兵とか、厄介者とか云われるのやろう。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
今や私は、何の役にも立たぬ厄介者だ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
「帰って厄介者を伴れて来よう」 女は小声で囁きかえした。
— 田中貢太郎 『藍瓶』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分を厄介者だと思い込み、孤立していた。
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家族の中で自分だけが厄介者だと感じることがある。
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彼は厄介者扱いされながらも、腐らずに努力を続けた。
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標準
hanger-on
作例 · 標準
あの厄介者には、もう二度と会いたくない。
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パーティーに招かれざる厄介者が現れ、場が白けた。
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会議では、いつも同じ人物が厄介者扱いされる。
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