北風
きたかぜ異読 ほくふう
名詞頻度ランク #26815 · 青空 497 例
標準
north wind
文例 · 用例
冬の部凧きのふの空の有りどころ 北風の吹く冬の空に、凧が一つ揚っている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
凩に匂ひやつけし帰り花 冬の北風が吹きすさんで庭の隅に、侘しい枯木の枝に咲いてる帰り花を見て、心のよるべない果敢なさと寂しさとを、しみじみ哀傷深く感じたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それは、北風が強くて、雪を南に吹き飛ばすからである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
三合四合と登るほどに、黒砂は凝結したように、ポロポロと硬くなって、時に生れどころの解らない大霧が、斜面を這って、煙のように舞い立つこともあったが、五合へ来たときには、それも拭うように晴れて、北風が起り初めた、鳶が一羽、虚空に丸く輪を描いて山体の半分を悠揚と匝ぐって、黒い点となって、遥かに消え失せた。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
きっとここから落ちればすぐ北風が空へつれてってくれるだろうね。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
」「ぼくは北風じゃないと思うんだよ。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
北風はしんせつじゃないんだよ。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
北風がわらって、「ことしもこれでまずさよならさよならっていうわけだ。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
作例 · 標準
冷たい北風が街路樹の葉を吹き飛ばし、街は一気に冬の装いへと変わった。
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「ひええ、北風が強すぎて自転車が全然進まない!」「頑張って、角を曲がれば追い風になるから!」
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北風に向かってコートの襟を立て、足早に駅の改札へと向かった。
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窓の隙間から入り込む北風の音が、夜の静寂をかき乱している。
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