寒風
かんぷう
名詞頻度ランク #37063 · 青空 296 例
標準
cold wind
文例 · 用例
夜中にかうした澤を吹下ろす寒風の影響であらうか。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
これは南から来る暖かい風がこの境界線から地面を離れて中層へあがりその下へ北から来る寒風がもぐり込んでいるのだという事は、当時各地で飛揚した測風気球の観測からも確かめられている。
— 寺田寅彦 『凍雨と雨氷』 青空文庫
半病人の家の者が、白いガーゼのマスクを掛けて、下の男の子を背負い、寒風に吹きさらされて、お米の配給の列の中に立っていたのだ。
— 太宰治 『父』 青空文庫
なぞへに下りて石垣へ立つと、私の丈ぐらゐな下に、船の小べりが横づけになつて、中流の方に二艘、谷崎さんはその眞中に寒風に吹かれながら颯爽として立つてゐた。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
寒風に吹き晒されて、両手に胼を切らせて、紙鳶に日を暮した二十年|前の小児は、随分乱暴であったかも知れないが、襟巻をして、帽子を被って、マントに包まって懐手をして、無意味にうろうろしている今の小児は、春が来ても何だか寂しそうに見えてならない。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
良寛さんの心には、寒風の吹きすさぶ越後の冬の海のはげしさが、ひそんでゐた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
冬は寒風が辛くあたる。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
私は、この本一冊のために、身の置きどころを失い、たえず自尊心を傷けられて世のなかの寒風に吹きまくられ、そうして、うろうろ歩きまわっていた。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
作例 · 標準
コートの襟を立て、寒風が吹きすさぶ中を足早に家路へと急いだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
2月の北海道は、肌を刺すような寒風が容赦なく吹き付ける。
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「うわ、寒い!帰ってきた途端に寒風がビュービュー吹き込んできたよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-pro
寒風にさらされたせいで、頬が真っ赤になってしまった。
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