幻辞.com

痘瘡

とうそう
名詞
1
標準
smallpox
文例 · 用例
左の一眼べとりと盲い、右が白眼で、ぐるりと飜った、しかも一面、念入の黒痘瘡だ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
二十二「痘瘡の中に白眼を剥いて、よたよたと立上って、憤った声ながら、(可懐いわ、若旦那、盲人の悲しさ顔は見えぬ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
まず支那等で虎の体の諸部を薬に用ゆる事は一月初めの『日本及日本人』へ出したが、少しく追加するとインドのマラワルの俗信に虎の左の肩尖の上に毛生えぬ小点あり、そこの皮また骨を取り置きて嘗め含むと胃熱を治す、また虎肉はインド人が不可療の難病とする痘瘡唯一の妙剤だと(ヴィンツェンツォ・マリア『東方遊記』)。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
熊野で聞いたは狼もっとも痘瘡の臭を好み、この病|流行る時村に忍び入って患者に近づかんとすと。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
猴は安産する上|痘瘡軽き故、かく産婦が祭る由聞いた。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
かうした美点は、あの粗羅紗の外套と痘瘡だらけの顔を入口へにゆつと現はす前に昇降口でやる咳払ひ一つで、全教室を恐怖のどん底におとし入れる、拉典語の教師の注意をすら、忽ち彼の上へ牽きつけずにはおかなかつた。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
「正直に申しあげますると、殿様のお顔は痘瘡の痕が見苦しく目立つていらつしやる上にお眼の内が鋭いので、御機嫌の悪い時は二目と拝まれないやうに存じまする。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
強てにこ/\しようと思ふなら、その前に先づ痘瘡にかゝらなくつちや……。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
痘瘡はかつて世界中で多くの人々の命を奪った感染症だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ワクチン接種により、痘瘡は地球上から根絶された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史の記録には、痘瘡の流行に関する記述が見られる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash