殉ずる
じゅんずる
動詞-ずる変動詞-自動詞
標準
to sacrifice oneself
文例 · 用例
殉ずることこそ、発見の手段である。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
だが殉ずるところに刻々の発見がある。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
けれども之をもつて、彼等が真にヽヽヽ主義に殉ずるの声とは聞くべからざるものであつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
廻転ドアの客の出入りも少くなり、その代り、詰めに詰め込んだという座席の客は、いずれもこの悪魔的の感興の時間に殉ずる一種の覚悟と横着とを唇の辺にたたえ、その気分の影響は、広間全体をどっしりと重いものに見せて来た。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
兄弟の中で、二人までこの道に躓いて生命を滅したものを持つかの女は、一家中でこの道に殉ずる最後唯一の人間と見なければならなかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
おもふに皇を尊び公に殉ずる心の強い邦人の常情として、初めは尋常におとなしく日を送つて居たのだらう。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
内に省ると、外に對すると、學を爲すと、事に從ふと、情を御すると、智を役すると、藝に遊ぶと、神に事ふると、道に殉ずると、惡に墮すると、人間一切の事象皆氣の攝するところである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「畢竟、俺は俺の愚かさに殉ずる外に途は無いじゃないか。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は愛する人のために、その短い生涯を殉ずることを厭わなかった。
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「わが王に殉ずる!」と叫び、騎士は敵陣へと突き進んでいった。
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滅びゆく王朝に殉ずる運命を受け入れ、彼は静かに城を後にした。
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