鏑
かぶら
名詞頻度ランク #32277 · 青空 27 例
標準
turnip-shaped whistle made of hollowed-out wood or deer horn (attached to an arrow to sound when fired)
文例 · 用例
人間の頭部「かうべ」「くび」に連関して「かぶと」「かむり(冠)」「かぶり」「かぶ(株)」「かぶ(頭)」「くぶ(くぶつち)」「こぶ(瘤)」「かぶら(蕪菁)またかぶ」「かぶら(鏑)」「こむら(腓)」「こむら(, マレイの kpala は「かむり」「かぶり」の類である。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
鏑木清方さんが――まだ浜町に居る頃である。
— 泉鏡花 『玉川の草』 青空文庫
」 と聞くと、お照さん――鏑木夫人――が、「春ね、皆で玉川へ遊びに行きました時、――まだ何にも生えて居ない土を、一かけ持つて来たんですよ。
— 泉鏡花 『玉川の草』 青空文庫
またその折の流鏑馬に峰王といふ綺麗な童子も参加いたして、きりりと引きしぼつて、ひやうと射た矢が的をはづれて恥づかしのあまりただちにその場から逐電なし、たちまちもつて出家したとの事、これには御台所さまをはじめお傍の人たち一様に笑ひ崩れてしまひました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
いちど、那須与一の段をお聞きになり、「与一鏑を取つて番ひ、能つ引いてひやうと放つ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
小兵といふ条、十二束三伏、弓はつよし、鏑は浦響くほどに長鳴して、過たず扇の要ぎは一寸ばかり置いて、ひいふつとぞ射切つたる。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
鏑は海に入りければ、扇は空へぞあがりける。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十六日、甲寅、晴、将軍家御出昨の如し、流鏑馬殊に之を結構せらる。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
「この鏑、鹿の角をくり抜いて作られているんだって。工芸品としても見事な造形だね。」
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神事の準備のために、蔵から出してきた古い鏑のひび割れを一つずつ丁寧に確認する。
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矢の先端に取り付けられた鏑が、風を孕んで独特の高音を響かせる仕組みに感心した。
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標準
arrow with such a whistle attached
作例 · 標準
合戦の火蓋を切るべく、総大将が天高く鏑を放つと、戦場に緊張が走った。
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「わあ、あの鏑、飛んでいくときにひょうっていう高い音が聞こえるよ!」
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宝物庫に納められた平安時代の鏑には、当時の貴族の美意識が反映された細かな装飾が施されている。
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