荒誕
こうたん
形容動詞名詞
標準
exaggerated beyond recognition
文例 · 用例
荒誕な探険譚にも、子供の読むお伽噺にもある。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
であるから、此方で思つたことが向ふに通じないといふことがないとか、怨恨は必ずそのそゝがれた人に何等かの反応を呈するとかいふものも、あながち荒誕なこととばかりに言つて了ふことが出来ない。
— 田山録弥 『生滅の心理』 青空文庫
心に拠るものにして怪奇、荒誕に落ちざるものは稀である、怪奇、荒誕に落ちたるものにして猶まことの心を把持することは難い、心は縁り易くして達し難いものであることを知らなければならない。
— 田山録弥 『卓上語』 青空文庫
口に出せば、荒誕きはまるやうなことでも、ひとりで、胸に蓄えてゐる中は、甚だ合理的で、決して、不自然に思はれないものがある。
— 田山録弥 『大阪で』 青空文庫
釈迦の教の荒誕なのは勿論、釈迦の大悪もまた明白である。
— 芥川龍之介 『おぎん』 青空文庫
勿論黄禍論は可なり複雜であるが、若し黄禍論を戰爭の方面のみに限り、また黄禍の主人公を支那人のみに限つて考へるならば、確に荒誕不稽の論と斷言し得るのである。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
『鬼董』には荒誕な記事も多いが、林千之のことは、『賓退録』を始め、宋元の記録に散見して居るから、當時一般に事實として信用されたらしい。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
又彼は材料の選擇に妥當を缺き、正史や信憑すべき當時の記録よりも、荒誕不稽と思はるる稗史小説を多く引用せる點に於て、同時に又類書より間接引用の多き點に於て、可なり如何を免れぬ。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
作例 · 標準
彼の話はあまりに荒誕無稽で、まるでSF小説の設定を聞かされているようだった。
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その週刊誌の記事は、一部の事実を荒誕な解釈で膨らませたゴシップに過ぎない。
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荒誕な噂話がネット上で拡散され、当事者はその対応に苦慮している。
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