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人間愛

にんげんあい
名詞
1
標準
humanity
文例 · 用例
ただ銘々の我慾の節制と相互の人間愛によってのみ理想の社会に到達する事が出来るというのであるらしい。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
この小菊と松島との情痴の物語は、単に情痴といって嗤ってしまえないような、人間愛慾の葛藤で、それが娼婦型でないにしても、とかく二つ三つの人情にほだされやすいこの稼業の女と、それを愛人にもった男との陥りやすい悲劇でもあろう。
徳田秋声 縮図 青空文庫
そこで恋愛の熱情は肉体に移さずなるだけ長く持ちこたえ、いよいよ熱情なんかどうでも人間愛の方へ移ったころに結婚なり肉体に移せば好い、どういうものか女というものは先を急ぎます。
岡本かの子 唇草 青空文庫
玄関の左には人間愛道場掬水園の板がかかり、ふり仰ぐと雀のお宿の大字の額に延命十句観音経まで散らして彫り、右には所用|看鐘として竹に鐘がつるしてあり、下には照顧脚下と書してある。
北原白秋 木曾川 青空文庫
あの奇矯な義人の博大な人間愛に比べられた光栄を、先ず、感謝しよう。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
政治家嫌いの私が彼に面会を求めたのは、彼が人間であることを――マオリ族に最も博大な人間愛を注いだ人間であることを信じたからだ。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
△私にもし友達といふものがなかつたならば、私はかうした生活をつづけることが出来なかつたであらう、友情は人間愛情の最高なるものである、私はその友情にめぐまれすぎるほどめぐまれてゐる。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
船客の中には賀川豊彦氏も交っていて、この宗教家はアメリカなどでは大した信頼をつながれている人だそうだが、恐らくその小説の中で同様の事件があったのなら、何かの形で正義と人間愛の演説をされる機会を持たれただろうが、現実に自分の足の下の暑苦しい船室の中で起ったことに対しては片言もふれていなかった。
宮本百合子 龍田丸の中毒事件 青空文庫
作例 · 標準
彼女の行動には、深い人間愛が感じられる。
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彼の作品は、常に人間愛をテーマとしている。
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災害時に見せる人々の人間愛には、いつも感動する。
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