図書係
としょがかり
名詞
標準
librarian
文例 · 用例
あとで知ったことだが、佐和山女史は図書係主任を兼任していてこの室に席があるとのこと、その前の小さな机の一つには一脚の椅子が空のまま並んでいた。
— 海野十三 『階段』 青空文庫
「図書係の京町ミチ子嬢。
— 海野十三 『階段』 青空文庫
而して其の原因はずつと以前に溯ることで、当時コッペは、コメデー・フランセーズ座の図書係をしてゐたので、毎日午後から悠々と出勤したものであつた。
— 堀口九萬一 『フランソア・コッペ訪問記』 青空文庫
コッペは親切で人好きはよい男だが、図書係りの職務には余り熱心といふ程ではなかつた。
— 堀口九萬一 『フランソア・コッペ訪問記』 青空文庫
処が或日コクランがやつて来て図書館の書類の整理が不行届だなどぶつぶつ小言を言つた挙句に「図書係りは月給を貰つてゐないのか」と毒づいた。
— 堀口九萬一 『フランソア・コッペ訪問記』 青空文庫
中に入つて色々となだめたり、すかしたりした人もあつたが、コッペは自分の威厳に関する問題だからといつて、頑として聴き入れず、たうとうコメデー・フランセーズの図書係を退職してしまつた。
— 堀口九萬一 『フランソア・コッペ訪問記』 青空文庫
そのあげくが和作はやはり此の寄宿学校で独逸語の授業のほかに、少年寮の図書係といふ呑気な役目を世話して貰ふ事になつたのである。
— 犬養健 『朧夜』 青空文庫
この図書係といふ役は、手当が余計に貰へる関係から野田が独りぎめに添へて置いたものだつた。
— 犬養健 『朧夜』 青空文庫