惨烈
さんれつ
形容動詞名詞
標準
horrible
文例 · 用例
従って彼、杉山茂丸は、その上海や香港に於て、東洋人の霊と肉を搾取しつつ鬱積し、醗酵し、糜爛し、毒化しつつ在る強烈な西洋文化のカクテルの中に、所謂|白禍の害毒の最も惨烈なものを看取したに違いない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
白人の武器とする科学文明、白人の外交信条とする無良心の功利道徳が作る惨烈なる生存競争、血も涙も無い優勝劣敗掴み取りのタダ中に現在の日本が飛込むのは孩子が猛獣の檻の中にヨチヨチと歩み入るようなものであります。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
その中からモウ一つ更に、極度の惨烈さにまで尖鋭化され、変態化され、猟奇化されて来た或るものが、トテモ抵抗出来そうにない、最後的の威力をもってモリモリと爆発しかけて来たのであった。
— 夢野久作 『白菊』 青空文庫
国民の眼は悉く惨烈な孤島の戦場に注がれてゐるにもせよ、その耳は、絶えず何を聴かうとしてゐるか?
— ――政治に求めるもの―― 『心理の洞察』 青空文庫
故に我輩は今後人道の観念益々向上するに従って、ついには惨烈なる戦争を避くるに至るべきはもはや疑いを容れないと思う。
— 大隈重信 『世界平和の趨勢』 青空文庫
これは無理のないことで、たとえば毒を飲まされた時に、飲まされた当人が黙って堪えている以上は、外から見て、その苦痛や惨烈の程度がわからないのはあたりまえのことであります。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
また、その誅し方も、べつな「総見記」の記載を見ても、実に、思いきって惨烈なものだったらしい。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それが、思う敵とぶつかるやいな、すぐ惨烈な血けむりとなって、いたるところに、「来たかッ」「うぬ」 一騎一騎、一兵一兵。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
戦争の惨烈な光景は、今も彼の脳裏から離れない。
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その事件は、あまりにも惨烈で、言葉を失うほどだった。
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「まさか、あんな惨烈な結末になるとは思ってもみなかったよ。」
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